ストーカーやDV 警察官が被害者への接し方学ぶ講習会

警察官が、ストーカーやDV=ドメスティック・バイオレンスなどの被害者への接し方を学ぶ講習会が、山口県警察本部で開かれました。

講習会には、ストーカーやDVなどの被害相談や捜査に関わる警察官などおよそ60人が参加し、DVなどの被害者支援に取り組む東京のNPO法人「レジリエンス」の中島幸子代表と西山さつき代表が講師を務めました。
2人は、被害を受けたあとのトラウマは同じDVを経験した人でも一人一人異なるため、対応するときは、接し方や声の掛け方など、いくつものパターンを用意しておくとよいと説明していました。
また、2020年の内閣府調査では、およそ4人に1人の女性が配偶者からの暴力を経験していることを紹介し、被害を受けていても周りの人に伝えられない人が多いほか、精神的暴力などの場合は、そもそもDVを受けていると理解していない場合もあると説明していました。
中島さんは、「トラウマの症状やどういった行動をとるか知っておくことで、被害に遭われた方に適した対応をとることができると思う」と話していました。