7月の有効求人倍率1.72倍 2か月ぶりに前月上回る

7月の県内の有効求人倍率は、就業地別で1.72倍と2か月ぶりに前の月を上回り、山口労働局は雇用情勢について「持ち直しの動きが続く」と11か月連続で判断を維持しました。

山口労働局によりますと、7月の県内企業の求人数は就業地別で3万3073人で、前の月と比べて0.6%増えました。
一方、求職者数は1万9275人で前の月と比べて0.9%減りました。
この結果、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は1.72倍と、前の月と比べて0.03ポイント高くなり、2か月ぶりに前の月を上回りました。
県内の求人数は去年、コロナ禍から急速に持ち直し、底堅い動きが続いているということです。
このため山口労働局は「持ち直しの動きが続く」などとした雇用情勢の判断を、11か月連続で据え置きました。
山口労働局の名田裕局長は「求人数、求職者数ともに大きな変化はないが、企業物価や消費者物価の高騰が、生産や企業収益に与える影響を注意深く見守っていきたい」と話しています。