県立大と県立病院機構 看護教育など連携・協力で協議書締結

看護人材の確保や育成につなげようと、山口県立大学と山口県立病院機構は看護教育などに連携・協力して取り組むための協議書を締結しました。

県立大学と県立病院機構は平成25年10月に看護教育や人材確保などの連携・協力に関する覚書を締結し、今回さらにより具体的な内容を定めた協議書を締結することになりました。
防府市の県立総合医療センターで行われた締結式には、山口県立大学の岡 正朗理事長と山口県立病院機構の岡 紳爾理事長が出席し、協議書に署名しました。
協議書には、看護人材の確保や育成のため、県立病院機構が県立大学の学生を対象に採用枠を設け、採用後に勤務する人の奨学金の返済を支援することや、県立病院機構が学生を対象に看護実習などを行うこと、それに地域医療の向上のため、県立病院機構が県立大学に必要な経費を寄附することなどが定められています。
山口県立大学の岡 正朗理事長は「奨学金を利用している学生も多いので、返済の支援は大変ありがたい。地域に根差した医療が展開できるのではと期待している」と話しています。
また、山口県立病院機構の岡 紳爾理事長は「県立大学から優秀な看護人材を確保できることは病院の機能強化につながるのではないか」と話しています。