運転免許更新時の講習 一般運転者もオンラインで受講可能に

山口県などで実施されている運転免許更新時に講習をオンラインで受講できるモデル事業では、10月から、対象者がこれまでのゴールド免許のドライバーに加え一般運転者まで拡大されることになりました。

山口県は、北海道、千葉県、京都府とともに、全国に先駆けて、優良運転者のオンライン講習のモデル事業が進められ、10月2日からは、対象者が一般運転者まで拡大されます。
オンライン講習では、講習の動画の視聴や適性診断がスマホやパソコンでいつでも可能になり、一般運転者の場合は、待ち時間などを含めて最大で1時間40分ほど手続きの時間が短くなる見込みです。
一般運転者で対象になるのは、マイナンバーカードがあり、10月1日以降に誕生日を迎える70歳未満の県内在住者です。
ただ、視力検査などのため、免許更新の際に1度は県総合交通センターや警察署などに出向く必要があります。
あわせて、再来月から県総合交通センターでは、妊婦や子ども連れの人の負担を減らそうと、キッズスペースを備えた会場での講習の実施や、優先して案内が受けられるおもいやりレーンが設けられます。
県警察本部運転免許課の佐田冬人課長補佐は、「時間や場所にとらわれず受講可能で、滞在時間が少なくなるなどメリットが多いので、ぜひオンライン講習を受けてみてほしい」と話していました。