中国ジェイアールバス 「光・下松線」来年3月末で廃止

利用者の減少で赤字が続いていることから、中国ジェイアールバスは光市と下松市を結ぶ路線バス、「光・下松線」を来年3月末で廃止することになりました。

これは、中国ジェイアールバスが7日、県庁で記者会見を開いて発表しました。
それによりますと、光市内を中心に下松市まで結ぶ路線バス、「光・下松線」の利用者は17年前の平成18年度は、およそ55万人でしたが昨年度は、およそ半分の28万人余りまで減り、また、営業赤字も少なくとも20年続いているということです。
さらに、新型コロナの影響で、会社全体でも4年続けて営業赤字となったということで、中国ジェイアールバスは、来年3月末で「光・下松線」を廃止することを決めたということです。
さらに、山口大学附属光小学校のスクールバスと光市内を巡回する路線バスも廃止し、光市の営業所も閉鎖するということです。
光市と下松市は、現在、この路線を引き継ぐ別の事業者を探しているということで、中国ジェイアールバスの中安雅文常務取締役は、「事業者を探す自治体の検討に協力し、情報の提供などスムーズな引き継ぎに努めたい」と話しています。