防府天満宮で夏の夜を彩る「万灯の夕べ」

防府市の防府天満宮では、およそ2000個のぼんぼりに火をともして夏の夜を彩る恒例の「万灯の夕べ」が始まり、訪れた人たちが幻想的な雰囲気を楽しみました。

学問の神様、菅原道真を祭る防府天満宮では、毎年8月3日からの3日間、道真の誕生日を祝う「御誕辰祭」にあわせて、ぼんぼりの光で彩る「万灯の夕べ」が行われています。
ことしは熱中症対策として1人1人の負担を減らすため、去年の2倍近いおよそ100人のボランティアが集まり、3日午後7時におよそ2000個のぼんぼり1つ1つに火をともしていきました。
参道や境内などに並べられたぼんぼりは光の帯となり、訪れた人たちは幻想的な雰囲気を楽しんでいました。
また、天満宮には新たなスポットとして道真が愛したとされる梅の花の形で桃色の光がともされたぼんぼりも飾られ、訪れた人はその様子を撮影していました。
9歳の男の子と6歳の女の子と一緒に訪れた母親は、「1個1個明かりがつけられ、暗くなってくるととてもきれいで子どもたちと見られてよかった」と話していました。
「万灯の夕べ」は、4日と5日も午後7時から行われます。