幕末に建造 山口城の土塁 初めて確認 山口藩庁跡発掘調査

幕末に建造された山口城、のちの山口藩庁跡の発掘調査の現場が報道陣に公開され、江戸時代の絵図に描かれた土塁の存在が初めて確認されたことが説明されました。

公開されたのは、山口市滝町にある幕末の長州藩が山口に拠点を移す際に、元治元年、1864年に建造した山口城の発掘調査現場です。
山口城は、およそ50年に渡って山口藩や県の庁舎としても使用され、解体されましたが、江戸時代に描かれた俯瞰の絵図には、城全体を覆う大規模な土塁が描かれています。
城の石垣などを保全するための工事に伴って調査が行われ、報道陣向けの現地説明会が開かれました。
県の担当者の説明によりますと、今回の工事で砂利などの層の下に押し固められた土の層が見つかり、初めて土塁の存在が確認されたことや、土塁の断面が、幅30センチ高さ20センチ程度のブロックに分かれていて、人一人が抱えられる量の土を積み上げ、上から押し固めて作ったことが分かったということです。
今月(8月)5日には、一般向けの現地説明会が行われるということで、県文化振興課文化財専門員の伊藤創さんは、「土塁の内部を見て、当時の工事の状況が目に浮かびました。ぜひ見に来ていただきたい」と話していました。