わいせつ動画を生徒に送信 臨時教諭を懲戒免職

わいせつな行為を撮影した動画を、SNSを通して勤務する県立高校の生徒に送ったとして、県教育委員会は男性の臨時教諭を懲戒免職の処分にしました。

懲戒免職の処分となったのは、県内の県立高校に勤務する20代男性の臨時教諭です。
県教育委員会によりますと、臨時教諭はことし4月、勤務する県立高校の男子生徒2人に対して、成人女性とのわいせつな行為を撮影した動画をSNSのインスタグラムを使用して送信したということです。
動画はいずれも10秒程度で3本あり、動画を受け取った男子生徒からこの話を聞いた別の生徒が5月に他の教員に相談して発覚しました。
県教育委員会の調査に対して、臨時教諭は「生徒に親しまれる教員になりたいと、調子に乗って動画を送った。教員としての資質に欠ける行為であり、猛省している」と述べたということです。
県教育委員会は教育公務員として職の信用を著しく失墜させるものだとして、この臨時教諭を21日付けで懲戒免職にしました。
県教育委員会の木村香織副教育長は「不祥事を大変重く受け止め、綱紀の厳正な保持についてすべての教職員への指導の徹底を図り、不祥事の根絶と教育の信頼回復に向けて全力で取り組む」と話しています。