高校生がおしゃれなヘルメットで着用呼びかけ 光

「ダサい」などの理由で、高校生が自転車でのヘルメット着用を敬遠する傾向があるなか、光市で、警察や高校生がおしゃれなヘルメットを身につけて着用を呼びかけました。

ことし4月から自転車に乗るすべての人のヘルメット着用が努力義務化されましたが、警察のことし5月の調査では、県内の高校生の着用率は6.5%で、県内全体のおよそ30%を大きく下回っています。
こうしたなか、JR光駅前では、警察と高校生など11人が、キャップ型やハット型といったおしゃれなヘルメットを着用し、「着用お願いします」などと呼びかけるとともに、ヘルメットを自転車に固定するワイヤー式の鍵などを手渡しました。
光警察署が高校生を対象にヘルメットを着けない理由を聞き取ったところ、“ダサい”とか、盗まれないようにヘルメットを持ち運ぶのが面倒だという結果が多く、今回の呼びかけを行ったということです。
呼びかけに参加した高校3年生の女子生徒は、「制服にあうさまざまな種類のヘルメットがあるので、命を守るためにも着用してほしい」と話していました。
光警察署交通課の石丸新太郎課長は、「今後は、高校でファッションショーを行うなどして、ヘルメットの印象を向上させて着用につなげたい」と話していました。