「錦帯橋」の世界遺産への登録目指し協議会 岩国

岩国市にある国の名勝・錦帯橋の世界文化遺産への登録を目指す協議会が開かれ、錦帯橋への理解を深めてもらおうというシンポジウムが、11月に岩国市で開かれることなどが報告されました。

岩国市ある錦帯橋は、江戸時代の工法で作られた、5つの木造の橋が連なる構造で、アーチ状の美しい姿から国の名勝にも指定され、県や市などが世界文化遺産への登録を目指しています。
18日は、錦帯橋近くのホテルで世界文化遺産への登録を目指すための協議会が開かれ、村岡知事や岩国市の福田市長が出席しました。
このなかで、今年度の取り組みとして、錦帯橋について地元の人たちにより理解を深めてもらおうと、海外の専門家を招いたうえで、国際的な観点から錦帯橋の魅力などについて語るシンポジウムが、ことし11月に岩国市で開かれることが報告されました。
また、岩国市は、来月(8月)から9月にかけて開かれるユネスコの諮問機関、「ICOMOS」のシンポジウムの中で、錦帯橋に関する発表やPRを行うほか、橋の創建から350年を記念したイベントも開催するということです。
村岡知事は、「創建から350年という節目を迎えて、世界遺産の登録に大きく近づく1年にするために、県や岩国市、地元の皆さんなどと一緒になって取り組んでいきたい」と話しています。