山口県立大が学部再編「情報社会学科」新設へ

デジタル社会の実現に貢献する人材を育てようと、山口県立大学は、再来年度(令和7年度)に学部を再編し、国際文化学部の中に「情報社会学科」を新設する方針を決めました。

山口市の山口県立大学には、国際文化学部、社会福祉学部、看護栄養学部の3つの学部があり、およそ1300人の学生が学んでいます。
大学では、デジタル社会の実現に向けて、県内の企業から人材育成を期待する声が多く寄せられているとして、再来年度に学部を再編する方針を決めました。
具体的には、国際文化学部の中に1学年の定員が40人の「情報社会学科」を新設し、情報技術を活用する県内企業の企画職や、高校の情報科の教員などで活躍できる人材の育成を目指すことにしています。
これに伴い、国際文化学部の既存の2つの学科と、社会福祉学部の1つの学科の定員をそれぞれ減らし、大学全体では、1学年につき5人、定員が増えるということです。
山口県立大学は、「県内の各分野から求められるデジタル人材を育成することで、地域に貢献できる大学を目指したい」としています。