山口県内の建物の被害状況(午後5時現在)

NHKが各地の自治体に取材したところ、山口県内の住宅への被害は、午後5時現在、住宅への土砂の流入が2件、床上や床下への浸水が247件に上っています。

【美祢市】
美祢市では、市内で床上浸水107件、床下浸水57件の情報が寄せられていて、市は、3日から、市役所の本庁舎で、り災証明書の受付を始めるということです。
【山口市】
山口市では、消防によりますと、1日明け方までに、山口市朝田のJR大歳駅付近の10棟ほどの住宅が浸水しているという通報が寄せられ、消防が住宅に残された住民を救助したということで、けが人はいませんでした。
市内全体では、床上浸水が10件、床下浸水の情報が34件、寄せられているということで、市は、3日から、本庁舎や市内の5つの総合支所、21か所の地域交流センターで、り災証明書の受付を始めるということです。
【下関市】。
下関市では、市内で、床上浸水が10件、床下浸水が5件の情報が寄せられているほか、下関市豊北町で住宅の裏山の土砂が崩れて、建物の一部が破損したということです。
住んでいる住民にけがはなく、市は、2日、被害情報が寄せられた住宅を担当者が見て回り、り災証明書を発行するかどうか、判断するとしています。
【宇部市】
宇部市には、市内で9件、床上や床下浸水の情報が寄せられているほか、宇部市木田の住宅では、裏山が崩れて土砂が屋内に入ってきたということです。
この住宅には家族4人が住んでいましたが、けが人はなく、全員が避難したということです。
宇部市では、3日から、本庁舎と市内の7か所の市民センター、北部総合支所で、り災証明書の受付を始めるということです。
【山陽小野田市】
山陽小野田市では、床上浸水2件、床下浸水5件の情報が寄せられていて、市は、3日から、本庁舎と山陽総合事務所でり災証明書の受付を始めるということです。
【防府市】
防府市では、床下浸水7件の情報が寄せられていて、市はあさって、被害情報が寄せられた住宅を担当者が見て回り、り災証明書を発行するかどうか、判断することにしています。
【周南市】
周南市では、床下浸水1件の情報が寄せられていて、市は、住民から依頼があれば現地調査をし、り災証明書を発行するかどうか、判断するということです。