大規模演習で空軍の戦闘機「F15E」が飛来 米軍岩国基地

アメリカ軍が来月(7月)に行う大規模演習で、国内の2つの基地に配備されている空軍の戦闘機が岩国基地に一時展開されることになり、その戦闘機が報道陣に公開されました。

公開されたのは、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地に暫定配備されている空軍の戦闘機、「F15E」で、29日午前、9機が相次いで飛来しました。
中国四国防衛局の岩国市への説明によりますと、アメリカ軍は、来月2日から21日まで「ノーザン・エッジ」という大規模演習を行い、29日に飛来した「F15E」と、青森の三沢基地に所属する空軍の「F16」戦闘機、合わせて20機余りが岩国基地を拠点に訓練を行うということです。
一方、訓練期間中は、岩国基地所属の海兵隊の「FA18」戦闘攻撃機12機ほどが嘉手納基地に展開し、戦闘訓練などを予定しています。
海域への移動のために、土曜日や日曜日、それに深夜の離着陸の可能性があるとしています。
アメリカ空軍の第366戦闘航空団のエルネスト・ディベトリオ司令は、「アメリカ空軍の部隊が新しい場所に展開し訓練することで、パートナーや同盟国とともに活動する我々の能力が強化されていくだろう」と話していました。