県内の警察署の巡査部長 セクハラ行為で減給の懲戒処分

山口県内の警察署に勤務する50代男性の巡査部長が、去年、知人女性の体を触るなどのセクハラ行為を行ったとして、先月(5月)、減給の懲戒処分を受けていたことがわかりました。

懲戒処分を受けたのは、県内の警察署に勤務する50代男性の巡査部長です。
NHKが行った情報公開請求などによりますと、巡査部長は、去年11月から翌月にかけて、勤務時間外に知人女性の体を触るなど、複数回にわたってセクハラ行為を行ったということです。
去年12月、女性からの相談を受けて県警察本部が調べを進めた結果、セクハラ行為と認定し、巡査部長本人も行為を認めたうえで、「申し訳ないことをした」などと述べたということです。
県警察本部は、警察官として不適切な行為にあたるとして、先月(5月)31日付けでこの巡査部長を減給10分の1、6か月の懲戒処分にしました。
巡査部長は、みずから申し出て巡査に降格したということです。
県警察本部監察官室は、「警察職員としてあってはならないことで、職員に対する指導・教養を徹底して再発防止に努めます」と話しています。
県警察本部では、ことし30代の男性職員がのぞき目的で女性用トイレに侵入したほか、50代の男性警視が知人女性の体を触るセクハラ行為をしたとして、いずれも減給の懲戒処分になっています。