萩市の小学校 理科実験で児童が体調不良に

萩市の小学校で、16日、漂白剤を使った理科の実験中に児童11人が体調不良を訴え、このうち3人が病院で手当てを受けました。
いずれも症状は軽く、すでに全員が回復したということです。

16日、萩市の小学校で6年生の理科の授業中に11人が体調不良を訴え、このうち3人が病院で手当てを受けました。
いずれも症状は軽く、16日夜までに全員が回復したということです。
萩市教育委員会によりますと、授業には31人の児童が出席し、ジャガイモの葉の中にでんぷんがあるかどうかを調べるために、市販の漂白剤などを使った実験を行っていました。
担当した教諭は実験結果を分かりやすく見せるために教科書のやり方ではなく、インターネットで調べた漂白剤を使う方法で行っていたということで、教育委員会が原因を調べています。
萩市教育委員会学校教育課の池田雄治課長は「薬品を使う理科の授業では、基本的に教科書の方法で行うことが望ましく、指導を徹底したい」と話しています。
萩市の池田広司教育長は、「今回このような事案が発生したことに対して心よりおわび申し上げます」とコメントしています。