障害のある人の就職1100件余 4年ぶりに増加
障害のある人が昨年度、県内のハローワークを通じて就職したのは、1100件余りで4年ぶりに増加しました。
山口労働局によりますと昨年度、障害者が県内のハローワークを通じて就職したのは1145件で、前の年度と比べて102件、率にして9.8%増え、4年ぶりに増加しました。
内訳を見ますと、いずれも前の年度に比べて精神障害者が20.6%増えて602件、身体障害者が15.2%増えて296件、知的障害者が3.9%増えて186件でした。
就職先を産業別でみますと、医療・福祉が393件、製造業が170件、卸売・小売業が138件などとなっています。
就職件数が増加したことについて、山口労働局は新型コロナが落ち着き、新規の求職件数が増えていることに加えて、事業所の見学や職場体験などを行う企業が増え、マッチングが進んだことが要因だとしています。
山口労働局は「障害者の就職について事業者に理解を求めていくとともに、就業を支援する関係機関とも連携を取りながら、障害者の就職とその定着につなげていきたい」と話しています。