柳井の公立小学校 教諭のタブレット端末の情報 児童に漏れる

柳井市の公立小学校で、教諭が教室に置いたままにしたタブレットに書かれた個人情報を見て数人の児童がショックを受けて、なかには学校を休んだ児童もいることが、市の教育委員会への取材でわかりました。
教育委員会では、学校にスクールカウンセラーを派遣するなどして児童の精神的ケアにあたっています。

柳井市教育委員会によりますと、今月(6月)2日午前、市内の公立小学校のクラスで、担任の教諭が授業で使うタブレットを置いたまま席を離れた際に、児童がタブレットに書かれた個人が特定できる指導用のメモを見たということです。
クラスには精神的なショックを受けた児童が数人いて、なかには、5日、学校を休んだ児童もいました。
小学校では、授業用のタブレットに、個人情報を書き込むことを禁止していたということです。
学校では、今月2日に保護者への説明会を開くとともに、市の教育委員会が学校と連携し、スクールカウンセラーの派遣や家庭訪問などを行い、児童の精神的なケアにあたっています。
柳井市教育委員会は、「児童の心のケアを最優先に取り組んでいる。児童を不安な気持ちにさせたことや、保護者の皆様に大変なご迷惑とご心配をお掛けしたことを重く受け止め、深くお詫び申し上げます」と話しています。