スペシャルオリンピックス前に競泳・辻村賢之介選手が健闘誓う

知的障害のあるアスリートが集うスポーツの祭典、「スペシャルオリンピックス」の世界大会が6月ドイツで開催されるのを前に、山口市在住で競泳の辻村賢之介選手が山口市役所を訪れ、健闘を誓いました。

6月17日からドイツの首都ベルリンで開かれる「スペシャルオリンピックス」の世界大会には、190の国と地域から知的障害のあるおよそ7000人のアスリートが参加し、24の競技で競います。
この大会の競泳に出場する山口市在住の辻村賢之介選手が2日山口市役所を訪れました。
伊藤市長が「心から応援しています」などと声をかけると、辻村選手は「頑張ります」と応えていました。
また、母親の和枝さんは、25メートル背泳ぎと200メートルを4人でつなぐフリーのリレーの2種目に出場することなどを説明していました。
辻村選手は去年広島県で開かれた国内大会で上位の成績を収め、山口県から唯一、35人の日本選手団の1人に選ばれたということです。
スペシャルオリンピックスの世界大会は、6月17日から9日間にわたって開かれます。
母親の和枝さんは「メダルを取ってもらいたいが、まずは元気に力いっぱい泳いできてくれたらうれしい」と話していました。