宇部市 最新デジタル技術活用し新ビジネス創出へ連携協定

インターネット上の仮想空間など、最新のデジタル技術を活用した新たなビジネスの創出を目指そうと宇部市は、大手生命保険会社など4社と連携協定を結びました。

宇部市が協定を結んだのは、東京に本社がある大手生命保険会社の「アフラック」や「NTTデータ」などあわせて4社です。
31日は、宇部市役所で協定の締結式が開かれ、篠崎市長と4つの企業の代表が協定書に署名しました。
大学や企業が集まる宇部市は、この恵まれた立地を生かして新たな雇用を生み出そうと、医療やデジタルなど今後の成長が期待できる「成長産業」の創出に力を入れています。
協定では、「メタバース」や「XR」といったインターネット上で仮想と現実の世界を融合させる技術などを活用して、新たなビジネスの創出や人材の育成などを目指すとしています。
具体的には、「ときわ公園」を仮想空間にして自宅にいながら園内のウォーキングを楽しめるといった、ITやヘルスケア産業で新たなサービスの創出などに取り組むということです。
「アフラック」の二見通専務執行役員は「わが社が構築したデジタルプラットホームを使ってもらい、市民や企業などをつなげることに貢献したい」と話しています。