特産「千石台だいこん」の出荷 県内最大の産地・萩市

県内最大のダイコンの産地、萩市で、特産の「千石台だいこん」の出荷がピークを迎えつつあります。

萩市のむつみ地区では、標高400メートル余りの涼しい気候と保水力の高い火山灰の土壌を生かして、14戸の農家があわせておよそ60ヘクタールで特産の「千石台だいこん」を栽培しています。
5月中旬から始まった出荷作業がピークを迎えつつあり、選果場では30日夜、収穫したばかりのダイコンを機械で洗浄し、作業員が手作業でキズやゆがみがないかを確認して選別しながら箱詰めしていきました。
「千石台だいこん」は、甘みと辛みのバランスがよく肉質がきめ細かいのが特徴で、ことしは比較的天候に恵まれて味も形もよいものに育っているということです。
千石台出荷組合の三戸雅人組合長は、「春先にしては最高のできで、味も形も十分だと思います。薄く輪切りにしたダイコンで具を包むギョーザやダイコンの皮で作るきんぴらがおすすめです」と話しています。
「千石台だいこん」は、ことしは3000トンほどの収穫が見込まれ、県内をはじめ広島や福岡にも出荷されます。