自転車の危険運転全国一斉取締り 県内でも

自転車の危険な運転などの全国一斉の取締りが、30日、山口県内でも行われ、警察官が、傘差し運転などを取り締まったり、ヘルメットの着用を呼びかけたりしました。

一斉取り締まりは、今月(5月)の自転車月間にあわせて県内27か所で行われ、山口市緑町の交差点では、30日朝、山口警察署の警察官9人が通勤や通学で自転車を利用する人たちを取り締まりました。
およそ1時間半の間にこの交差点だけで、右側通行や並んでの走行、それに、傘を差しながらの運転など、8件の違反が見つかり、警察官は、違反した人を呼び止めては警告票を渡して指導を行っていました。
また、先月(4月)から自転車に乗る際にすべての人の着用が努力義務化されたヘルメットについても、着用するよう呼びかけていました。
警察によりますと、県内では、ことしに入って先月末までに自転車の運転中の人身事故が102件発生し、このうち3人が死亡しています。
山口警察署交通課の松本純一警部補は、「傘を差して自転車に乗ることは、片手運転で視界も妨げられ事故や転倒につながるので、雨の日はカッパとヘルメットを着用して、安全運転を心がけてほしい」と呼びかけています。