ゲンジボタルが飛び交う 山口市の一の坂川で「ほたる祭り」

山口市の一の坂川周辺では、27日の夜、ゲンジボタルが飛び交う風景を楽しむ「ほたる祭り」が開かれ、家族連れなどでにぎわいました。

山口市の市街地を流れる一の坂川は、多くのゲンジボタルが見られる名所として知られ、おととしと3年前は、新型コロナの影響で中止となったものの、例年この時期に、「ほたる祭り」が開かれています。
27日の夜は、午後8時ごろ、ホタルが光りながら舞い始めると、訪れた人たちは、ホタルを眺めたり写真に収めたりして、幻想的な風景を思い思いに楽しんでいました。
また、川の近くでは、昔ながらの「ホタルかご」を作るワークショップも開かれ、親子連れなどが麦わらを材料にかごを作る姿が見られました。
4歳の息子と一緒に訪れた30代の母親は「コロナ禍で、なかなか外出できませんでしたが、子どもに初めてホタルを見せてあげられてよい思い出になりました」と話していました。
市内に住む男子大学生は「これほど多くのホタルは初めて見ました。こんな時間が過ごせて幸せです」と話していました。
「ほたる祭り」は1日限りでしたが、一の坂川のホタルは6月上旬ごろまで楽しめるということです。