萩地区の日本酒 35銘柄すべて「GI」基準に合格 

萩地区の酒蔵が作る日本酒が「GI=地理的表示」と呼ばれる地域ブランドの基準を満たしているかどうかを確かめる審査会が宇部市で開かれ、出品された35の銘柄すべてが合格しました。

「GI=地理的表示」は、品質や地域との結びつきなど一定の要件を満たした特産品を国が地域ブランドとして保護する制度で、萩市と阿武町にある6つの酒蔵が作る日本酒がおととし「GI萩」として指定されました。
26日は、宇部市の県産業技術センターで地域ブランドの基準を満たしているどうかの審査会が開かれ、センターの研究員や広島国税局の鑑定官、それに酒蔵の代表など11人の審査員が酒を少しずつ口に含んで、うまみや切れのよさなどを慎重に確かめながら採点していました。
切れのよい、はつらつとした味わいが特徴の「GI萩」の酒は、白身魚やかまぼこなど淡泊な味の食品と相性がよいということで、出品された「長陽福娘」など35の銘柄すべてが合格しました。
「GI萩」を管理する団体の会長を務める岩崎酒造の岩崎喜一郎社長は「地元の皆さんと協力して、よい米・よい水・よい造りの3点セットで『GI萩』の魅力を訴えていきたいです」と話していました。