秋篠宮さま 「日本動物園水族館協会」総会に出席 宇部

秋篠宮さまは、23日から山口県を訪れ、宇部市で開かれた「日本動物園水族館協会」の総会に出席されました。

秋篠宮さまは、全国の140余りの動物園や水族館が加盟する「日本動物園水族館協会」の総裁を務められていて、宇部市内で開かれる総会に出席するため、23日から2日間の日程で山口県を訪れています。
総会で、秋篠宮さまは、近年は動物園や水族館でも動物の保全活動や福祉が重要な課題として求められているとして、「これら諸課題の解決や総会のテーマである脱炭素の実現に向けて、今まで以上に議論を重ね取り組んでいただきたい」と述べられました。
秋篠宮さまの山口県への訪問は、平成30年10月、山口ゆめ花博の会場で行われた「全国都市緑化祭」の式典に出席するために訪問されて以来、4年7か月ぶりです。

【秋篠宮さま 白鳥の飼育施設を視察】
23日は、総会に出席したあと、「ときわ公園」にある白鳥の飼育施設を視察されました。
この中では、宇部市常盤動物園協会の白須道徳 動植物管理監が12年前(平成23年)に園内で鳥インフルエンザが発生し、白鳥が処分されたものの、市民の要望などもあり、飼育が再開されたことを説明したということです。
秋篠宮さまからは「このような狭い場所で繁殖させる施設が他にありますか」と質問があり、全国でもこうした施設はないと伝えると、うなずかれていたということです。
説明を終えた白須 動植物管理監は、「宇部市のシンボルである白鳥が復活しつつあることを殿下に知ってもらえた。以前のようにはいかないが、何とか繁殖をさせて数を増やしていきたい」と話していました。
秋篠宮さまは24日、「ときわ動物園」を視察し、東京に戻られます。