山口県内に本社移転の企業 14社 2年連続で転入超過

去年(令和4年)、山口県内に本社を移転した企業は14社あり、2年連続で転入超過となったことが民間の信用調査会社の調べで分かりました。

民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、去年、山口県内に本社機能を移転した企業は14社だったのに対し、県内から転出したのは7社で、差し引き7社の転入超過になりました。
転入超過は2年連続です。
転入してきた企業の移転元は、東京都が4社と最も多く、次いで福岡県が3社、大阪府が2社となっています。
一方、転出した企業の移転先は広島県が3社、次いで東京都が2社、福岡県、京都府がそれぞれ1社でした。
また、企業の規模を見ますと、転入してきた企業は年商1億円未満が8社と最も多く、次いで10億円未満が4社、100億円未満が2社になっています。
一方、転出した企業は年商1億円未満が5社、10億円未満が2社でした。
帝国データバンク山口支店は、「コロナ禍で、在宅勤務やテレワークなど出社しなくても業務が可能な働き方の導入が進んでいて、こうした動きは地方での人材確保など地方経済の活発化につながることが期待される」と話しています。