衆議院 山口2区 補欠選挙 岸信千世氏 初めての当選

元議員と新人の争いとなった衆議院山口2区の補欠選挙は自民党の新人で公明党が推薦した岸信千世氏が初めての当選を果たしました。

衆議院山口2区の補欠選挙は、開票が終了しました。

▽岸信千世、自民、新。当選。6万1369票。
▽平岡秀夫、無所属、元。5万5601票。

自民党の新人で公明党が推薦した岸信千世氏が初めての当選を果たしました。

岸氏は東京・港区出身の31歳。大学を卒業後、民放の記者を経て衆議院議員だった父親の秘書を2年余り務めました。

選挙戦で岸氏は安全保障の強化や人口減少対策の必要性などを訴えました。そして、自民党や推薦を受けた公明党の支持層を固めたほか支持政党を持たない無党派層からも一定の支持を集め、初めての当選を果たしました。

岸氏は「皆様のおかげで素晴らしい結果になりました。選挙戦を通じて国や山口県が抱える課題というものを改めて深く再認識しました。真摯に結果を受け止めて全力で国と県の課題に取り組んでいきます」と話していました。

一方、敗れた平岡氏は、「相手候補にここまで迫ることができたのは、ここにいる皆さんをはじめとして、多くの人の支援があったからだと認識している。本当に国民本位の地域住民本位の政治が行われているのかということを訴えてきたが、多くの人がその思いをともにしてくれたと思う」と話していました。

2区の確定投票率は42点41%で前回・2年前の衆議院選挙を9点20ポイント下回り、過去最低となりました。