下関市で建造中の新たな捕鯨母船 「関鯨丸」と命名
世界で唯一、母船式の捕鯨を行っている水産会社が下関市で建造している新たな捕鯨母船の名前が発表され、「関鯨丸(かんげいまる)」と名付けられることになりました。
水産会社「共同船舶」は、2019年に再開された商業捕鯨に参入し、世界で唯一、船団を組み母船で鯨肉を解体・処理する母船式の捕鯨を行っています。
共同船舶は、現在、下関市の造船所で新たな捕鯨母船を建造していて、下関市の前田市長が公募をへて決まった船の名前を発表しました。
発表された船名は「関鯨丸」で、下関市の「関」と「鯨」の字を使い、新しい母船を下関に「歓迎」するという意味が込められています。
この船名は、全国から寄せられた2040件の応募のなかで最も多かったということで、前田市長は、「多くの方々に鯨食を楽しんでもらい、下関にお迎えするという“歓迎”の意味もある」と話していました。
このあと、「関鯨丸」と記されたネームプレートが市長から共同船舶の所英樹社長に手渡されました。
所社長は、「下関とクジラを結びつける最高の名前をいただきました。おいしい肉をみなさまにお届けしたい」と話していました。
「関鯨丸」は、来年(令和6年)3月に完成する予定です。