障害者に理解を 山口市で車いすバドミントンの体験会
スポーツを通じて障害者への理解を深めてもらおうと、東京パラリンピックに出場した選手などが参加し、車いすバドミントンを体験するイベントが山口市で開かれました。
山口市の維新百年記念公園で開かれたイベントでは、車いすバドミントンで、東京パラリンピックに出場した小倉理恵選手や元日本代表の大濱真選手らが講師を務めました。
イベントには、およそ40人の小学生などが参加し、初めに、競技用の車いすの操作方法や競技のルールなどについて、説明を受けました。
このあと、子どもたちは、車いすバドミントンに挑戦し、車いすに乗った状態で、コーチ役がトスしたシャトルを打ち返す練習をしました。
最後は、試合形式で選手と対戦し、前後に打ち分けられるシャトルを車いすを操作しながら、必死に追いかけていました。
対戦した小学3年生の男の子は「点が取れてうれしかったです。車いすを動かしたり色々なことができたりして、楽しかったです」と話していました。
車いすバドミントンの大濱真選手は「障害者と健常者が触れ合う機会は少ないので、こうした活動を通じて共生社会につなげていきたい」と話していました。
また、小倉理恵選手は「バドミントンは、健常者も障害者も関係なく一緒に遊べるので、垣根のないスポーツだと伝わればいいなと思う」と話していました。