周南公立大 山口FGなどと包括連携協定 地域の人材育成へ
周南市の周南公立大学は、山口銀行などを傘下に持つ山口フィナンシャルグループなどと、地域の人材育成に向けた包括連携協定を結びました。
周南公立大学で行われた調印式には、大学の高田隆学長と、山口フィナンシャルグループの椋梨敬介社長など4人が出席し、協定書に調印しました。
協定では、連携してデジタル分野に精通した人材の育成や地域課題解決に向けた共同研究を進めるほか、インターンシップや社会人向けの学び直しの場を設けることなどが盛り込まれています。
また、留学生と地域企業とのマッチング支援によるグローバル人材の育成や起業家と交流できるイベントなどを開いて、地元企業への就職や人材の県外流出を防ぎたいとしています。
周南公立大学では、再来年度、データサイエンス分野を含む新たな学部を開設するということで連携を強めたとしています。
高田学長は、「実質的な連携を進めることで、日本の地域創生のモデルになることが期待できる」と抱負を語りました。
椋梨社長は、「産学で相互に連携して協力できる体制になることで地域の人材を一緒になって育成をしていきたい」と話していました。