衆院山口4区補選 吉田氏が立候補表明
安倍元総理大臣の死去に伴う衆議院山口4区の補欠選挙に下関市議会議員の吉田真次氏が立候補する考えを表明しました。
吉田氏は30日、下関市内で会見し、ことし7月、選挙の応援演説中に銃撃されて亡くなった安倍元総理大臣の後継として、衆議院山口4区の補欠選挙に立候補することを表明しました。
会見で吉田氏は「安倍元総理大臣が目指してきた憲法改正や拉致問題の解決などその意志を引き継いで、日本が世界の中心で咲き誇る国となれるよう力を尽くしていきたい」と述べました。
吉田氏は下関市出身の38歳。
大学を卒業後、大阪府議会議員の秘書を経て平成23年の下関市議会議員選挙で初当選し、現在3期目です。
衆議院山口4区の補欠選挙は、衆議院選挙のいわゆる「1票の格差」をめぐる裁判の最高裁判所の判決が来年3月15日までに確定した場合、来年4月23日に行われることになります。
山口4区の補欠選挙に立候補を表明したのは吉田氏が初めてで、今後、自民党からの公認を得たいとしています。
一方、立憲民主党や共産党、それに市民団体の代表は今月26日、会合を開いて候補者の擁立について協議しましたが、具体的な名前は挙がっておらず、引き続き、調整を進めるとしています。
「市民連合@やまぐち」の内山新吾共同代表は、「今後も野党共闘の候補者が擁立できるように努力は続けたいが、県議選との兼ね合いで候補者を擁立するのが負担となっている。市民団体が主導して候補者を公募するなど、擁立に向けて新しいやり方も考えていく必要がある」と話しています。