母親の再就職を後押し 「ママドラフト会議」 山口

育児や介護などでやむをえず退職した母親が、今後の就職に向けてこれまでのキャリアや能力を企業側にアピールする「ママドラフト会議」が、山口市で開かれました。

この会議は、山口県が、やむを得ず職を離れた母親たちの希望と企業のニーズをマッチングさせようと、おととしから開き、今回は、母親56人と県内に事業所がある企業66社が参加しました。
会議では、母親の代表が発表を行い、このうち、東京の銀行で働いていた山口市の長尾あさみさんは、「数千万ドル単位の海外送金や外国為替市場のレート締結業務などを任されました。夫の仕事の都合で退職し、当面は、業務委託など柔軟な働き方を希望しています」と述べました。
その後、企業の担当者と母親が話し合う時間も設けられ、担当者は、事前に提出された母親の経歴などをもとに、気になった母親に声をかけて仕事内容などを伝える一方、母親たちは、希望の働き方などを伝えていました。
参加した宇部市の20代の女性は、「子どもが小さく子育てが一番という思いがあるが、1人の女性としてキャリアを積み上げたい」と話していました。
企画した「NPO法人あっと」の藤井智佳子代表理事は、「結婚や子育てで仕事をやめないといけない女性がたくさんいる。家庭と両立しながら、自分のキャリアがいかせる働き方をしてほしい」と話していました。