VR=バーチャルリアリティーで認知症を体験 下関

認知症の人の状態をVR=バーチャルリアリティーの動画で体験する講座が、下関市で開かれました。

この講座は、認知症の人の支援に関心を持ってもらおうと、下関市が初めて開き、会場には22人が集まりました。
講座では、講師が、認知症は一般的にあてもなくさまよう「はいかい」のイメージで捉えられているが、実際には、目的地はあるのに迷ってしまっている状態だと説明し、本人の視点に立って理解することが重要だと強調しました。
そして、認知症の人の状態を理解するために、視界をVRで再現した動画で見る体験が行われました。
VR動画で体験するのは、階段を降りようとしても次の段までの距離感がつかめず足先で探りながら降りざるを得ない状態や、実際にはそこにいない子どもの姿がリアルに見えてしまう「幻視」などの症状です。
VRのゴーグルを装着した参加者は、立ったり座ったりしながら、足元や周辺を見回し、認知症の人の視界や不安な気持ちを体験していました。
参加した40代の女性は、「身内に認知症の症状があり、関心があって来ました。階段があそこまで怖くなるというのは、意外でした」と話していました。