アレルギー対応の炊き出し学ぶ研修会 山口市

災害時に避難所で炊き出しをする際、食物アレルギーがある人への対応を学ぶ研修会が5日、山口市で開かれました。

山口市の日本赤十字社山口県支部で開かれた研修会には炊き出しに携わるボランティア、20人が参加しました。
研修会では日本赤十字社の職員が食物アレルギーのある人が避難所で白いごはんしか食べられなかった事例などを紹介し、災害時は症状が出てもすぐ治療を受けられないため、不安が大きいと話していました。
このため、「アレルギーの方はご相談ください」といった積極的な声かけやメニューごとに調理器具や材料をわけること、それに食材や調味料を展示するなどの配慮が必要だと説明していました。
また、参加者たちは4つのグループに分かれて、アレルギーの人に配慮した炊き出しのメニューを考えました。
このうち、カレーやサラダを作るグループでは、食材表でカレールーに含まれる小麦粉やサラダの上にのせるゆで卵などに注意しながら、とりわけ方を工夫していました。
参加した80代の女性は「食材の分け方など多くのことを考えないといけないのがよく分かった。実際の炊き出しでも少しは配慮ができるようにしたい」と話していました。
講師を務めた日本赤十字社山口県支部の徳本野乃花主事は「多くの人に食事を行き渡らせるのが炊き出しの目的なのでアレルギーへの対応に限界はあるが、少しの配慮で改善できることを知ってほしい」と話していました。