ニホンアワサンゴ新たな幼生を確認 周防大島町沖

国内最大規模のニホンアワサンゴの群生地がある周防大島町沖で、7月下旬からニホンアワサンゴの産卵が始まり、このほど新たな幼生が確認されました。

「瀬戸内海国立公園」に指定されている周防大島町沖には、およそ3000平方メートルの国内最大規模となるニホンアワサンゴの群生地があります。
環境省の自然公園指導員でサンゴの生育状況を調べている藤本正明さんによりますと、7月下旬ごろからニホンアワサンゴの産卵が始まり、8月中旬には複数の幼生が確認されたということです。
幼生の確認は去年よりも10日ほど早く、藤本さんは冬の間の水温が例年より2度ほど高かったことが要因のひとつではないかと見ています。
この群生地では、おととし、サンゴが広範囲にわたって死んでいるのが確認され、環境省は海底の泥が生育に影響を及ぼした可能性があるという報告書をまとめています。
藤本さんは「この時期は幼生の定着と大量死が同時に起きる可能性があるので心配している。秋にかけて環境の変化や生育状況をしっかり調べていきたい」と話しています。