錦帯橋に複数の傷など見つかる 文化財保護法違反の疑いで捜査

岩国市にある国の名勝「錦帯橋」で、橋の手すりにひっかかれたような複数の傷などが見つかり、警察は文化財保護法違反の疑いで捜査を進めています。

岩国市にある「錦帯橋」は江戸時代の工法で作られた、5つの木造の橋が連なる構造で、アーチ状の美しい姿から、国の名勝にも指定されています。
岩国市によりますと、9日午前8時半ごろ清掃をしていたシルバー人材センターのメンバーが、錦帯橋の手すりにひっかかれたような傷を見つけました。
連絡を受けた市や警察が現場に駆けつけたところ、傷は橋の両側の手すりに複数確認され、中にはおよそ25メートルにもわたるものもあるということです。
また、橋板の上にはタバコの吸い殻も見つかり、黒い汚れも確認されたということで、警察は文化財保護法違反の疑いで捜査を進めています。
岩国市の福田市長は、「市民の誇りであり、宝である錦帯橋で、こうした許しがたい行為が行われたことに対し、強い怒りと失望感を抱いています」とコメントしています。
錦帯橋では、去年1月にスケートボードによって橋の板を傷つけられたほか、おととし7月にもバイクで橋の上を走ってタイヤの痕が残る被害などが出ています。