広島原爆の日 山口市でも犠牲者を追悼する式典

広島に原爆が投下されて77年となった6日、山口市でも当時被爆した人などが原爆の犠牲者を追悼する式典を開きました。

山口市の被爆者の支援団体「ゆだ苑」は、毎年8月6日に追悼式を開いていて、ことしも団体の事務所には、県内の被爆者や支援者などおよそ20人が集まりました。
初めに、水を求めて亡くなった人のために、被爆者の代表が献花台のコップに水をささげ、出席者たちが献花台に花を手向けました。
そして、広島に原爆が投下された午前8時15分になると、参列者全員で黙とうをささげました。
式典のあと、参列者の一部は市内にある慰霊碑に移動し、改めて世界から核兵器が廃絶されることを願いました。
しかし、ことしは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が起きるなど、核の脅威に対する危機感は広がっています。
県によりますと、県内で被爆者健康手帳を持つ人は、ことし3月の時点で1850人と初めて2000人を下回り、平均年齢も85歳を超え高齢化が進んでいます。
原爆投下直後に広島市に入り、4歳の時に被爆した林三代子さん(81)は「いまでも『お水をください』と焼け焦げて亡くなっていった当時のことを思い出すことがあります。被爆者の高齢化が進む中、2度と同じ過ちを繰り返さないように語り継いでいきたい」と話していました。