山口市小郡地区 サル2頭目捕獲以降も引き続き警戒

野生のサルに襲われる被害が相次いでいる山口市の小郡地区で28日夜、社員寮に侵入したサルが捕獲され殺処分されました。
サルの捕獲は2頭目で28日夜の捕獲以降、被害は確認されていませんが、山口市では29日朝もサルの目撃情報が寄せられたことなどから引き続き麻酔銃を使って警戒にあたっています。

7月8日以降、山口市の小郡地区では、サルにひっかかれたりかみつかれたりする被害が相次いでいて、これまでに60人余りが被害に遭っています。
こうした中、山口市によりますと28日午後9時ごろ、山口市小郡新町2丁目の土木建築会社の社員寮の2階で、野生のサルが網戸を開けて侵入し、部屋にいた20代の男性社員に飛びついたということです。
男性社員は腕をひっかかれるなどしましたが、同じ寮に住むほかの社員と協力してその場でサルを捕獲したということです。
捕獲されたサルは体重7キロ余り、体長およそ54センチのオスで4歳前後とみられ、直前にも社員寮の近くでサルが網戸を開けて侵入し、人を襲う被害が発生していたことから市は、28日このサルを殺処分したということです。
サルの捕獲は7月26日に続いて2頭目で、このサルが捕獲されて以降はサルに襲われる被害は確認されていないということです。
ただ、山口市では29日朝もサルを目撃したという情報が寄せられたことなどから、引き続き麻酔銃を使って警戒にあたるとともに戸締まりを徹底するなど被害に注意するよう呼びかけています。

【サルを捕まえた男性は】
28日夜、土木建築会社の社員寮で同僚とサルを捕まえたインドネシア出身のガブリエル・マウさん(29)は「食後にフライパンを洗っているときにキキーと声をあげてサルが顔に向かって飛んできました。びっくりしましたし、少し怖かったですが友達もかまれてけがをしていたので自分が取り押さえないといけないと思って暴れているサルを体を使って押さえつけた。腕をひっかかれて痛かったですが、多くの人がけがをしていたので捕まえることができてよかったです」と話していました。

【社員寮近くに住む女性は】
サルが捕獲された社員寮の近くに住む88歳の女性は「7月20日に社員寮の近くの橋でサルを見たところでした。怖かったので目を合わさないように引き返しました。28日夜、サルが捕獲されたので少し安心しましたがほかにも人を襲うサルがいるかもしれないのでこれからも戸締まりに気をつけたいです」と話していました。