佐波川水系ダム 7月1日から10%の取水制限 防府 周南

防府市や周南市を中心に生活用水などを供給する佐波川上流の2つのダムでは、30日午前9時点で貯水率が50%を下回り、山口河川国道事務所は、7月1日から10%の取水制限を開始すると発表しました。

山口河川国道事務所によりますと、佐波川水系にある佐波川ダムと島地川ダムの2つのダムでは、5月以降に降った雨の量が少なく、合計の貯水率が、30日午前9時時点で49.9%と、50%を下回ったということです。
貯水率が50%を下回るのは、2年前の令和2年12月以来です。
このため、山口河川国道事務所では、1日午前9時から、生活・工業・農業用水ともに一律で10%の取水制限を行うことにしました。
今回の取水制限では、水が出にくくなるなどの影響は出ないということですが、このまま雨の少ない状況が続けば、7月中旬には貯水率が30%を切る見通しで、その場合は、さらなる取水制限を行うということです。
佐波川流域の降水量は、過去10年間の1か月の平均と比べて、5月が25.4%、6月が41.9%にとどまり、この方式で計測を始めた平成4年以降、最低の水準になっています。
一方、工業用水を供給する周南市の菅野ダムも、貯水率がおよそ53%まで低下し、周南市や下松市の企業が自主節水を行うなど、この梅雨に雨が少なかった影響が出始めています。
山口河川国道事務所の山形浩一副所長は、「この時期にしては最も水の量が少なくなっているので、節水のご協力をお願いしたい」と話していました。