公共工事をめぐる汚職事件 山口県の元幹部職員に懲役1年求刑

公共工事をめぐる情報を提供する見返りに業者から商品券9万円分を受け取ったとして、収賄の罪に問われている山口県の元幹部職員の初公判で、被告は、起訴された内容を認め、検察は懲役1年を求刑しました。

山口県土木建築部の部次長だった森岡弘道被告(58)は、山口県の公共工事で使われる資材価格の情報を山口県内の土木工事会社の元代表取締役に提供する見返りに、共通の知人を介して去年までの4年間に商品券9万円分を受け取ったとして、収賄の罪に問われています。
24日、広島地方裁判所で開かれた初公判で、被告は、「間違いありません」などと述べ、起訴された内容を認めました。
このあと、検察は、「被告は職員を監督する立場にありながら、非公表の資材価格の情報を繰り返し提供するなど、犯行は常習的で悪質だ」などと指摘し、懲役1年を求刑しました。
これに対し弁護側は、「被告は懲戒免職になり退職金が支給されておらず、社会的、経済的にも制裁を受けており、反省している」などと述べ、執行猶予の付いた判決を求めました。
一方、商品券を贈った山口県内の土木工事会社の70代の元代表取締役と、仲介した80代の共通の知人は、贈賄の罪で略式起訴され、広島簡易裁判所は、2人に罰金30万円の略式命令を出し、すでに納付を受けたということです。