食品 秋に大規模な値上げラッシュの見込み 円安の長期化で

今月、値上がりする食品は400品目余りと3か月連続で1000品目以下になりましたが、円安の長期化で、ことし秋には大規模な値上げラッシュが見込まれています。

信用調査会社の帝国データバンクが国内の主な食品メーカー195社を対象に先月末時点で調査したところ、今月、値上げが予定されている食品はあわせて411品目となりました。

これは去年の同じ時期の1割余りで、3か月連続で1000品目以下となりました。

輸入ワインやコーヒー製品など「酒類・飲料」が199品目と最も多く、「加工食品」が78品目、「菓子」が75品目などとなっています。

ただ、ことし10月に値上げが予定されている食品は1500品目を超えていて、今後、さらに増えると見込まれています。

帝国データバンクは、円安の長期化で輸入コストが低くなるという期待感が弱まっているほか、一部の原材料や包装資材がいっそう値上がりするとみていて、秋にかけて大規模な値上げラッシュが見込まれるとしています。