「読書のバリアフリー」点字絵本などを紹介する企画展 山形市

障害のあるなしに関わらず読書を楽しめる「読書のバリアフリー」について知ってもらおうと、点字の絵本などを紹介する企画展が山形市で始まりました。

この催しは5年前の6月に障害などで文字を読むのが難しい人の読書環境の改善を国や地方自治体に求める「読書バリアフリー法」が施行されたことを受けて、県立図書館と県立点字図書館が初めて企画しました。

会場の山形市緑町の県立図書館1階には点字の絵本などおよそ30点が並べられています。

中には「大活字本」と呼ばれる大きな文字で書かれた本や、日本語が得意でない人や知的障害のある人なども読みやすいよう写真やイラストをふんだんに使った「LLブック」も展示されています。

県立図書館の黒田英昭課長は「視覚などに障害のある人や家族に図書館のサービスを知ってもらう機会になってほしい。また誰でも読書を楽しめる環境を作ることについて多くの人に理解を深めてもらいたい」と話していました。

この催しは今月28日まで開かれ今週末の土日には点字の体験会や盲導犬の役割を学ぶ催しも行われます。