「鮭川歌舞伎」の特別公演 鮭川村の村制施行70周年を記念

鮭川村の村制施行70周年を記念し、鮭川歌舞伎の特別公演が行われました。

鮭川歌舞伎は鮭川村で250年以上地域の人たちによって伝承されている歌舞伎で、県の無形民俗文化財に指定されています。

鮭川村の村制施行70周年を記念して9日、村の公民館で特別公演が行われ、およそ300人が訪れました。

はじめに鮭川村の元木洋介村長が「鮭川歌舞伎は村の資源で宝だと思っているので、これを活用しながら地域をしっかり盛り上げていきたい」とあいさつしました。

このあと、舞台にかかる幕が清められ、座長を務める鮭川歌舞伎保存会の佐藤成一会長が口上を述べました。

そして、鮭川歌舞伎の十八番とされる「白浪五人男」の演目では、地元の小学校の児童5人が見事な見得を切ると、盛んな拍手が送られていました。

また、今回「仮名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場」が8年ぶりに上演されました。

訪れた人たちは「さまざまな歌舞伎の演じ方が見られて、大変うれしい」とか「歌舞伎が好きなのでこれからもずっと続けてほしい」などと話していました。

鮭川歌舞伎保存会の佐藤会長は「250年前から続いている鮭川歌舞伎独自の技を堪能してほしい」と話していました。