高梨沙羅選手も参加 蔵王で子どもたちがゴミ拾い

自然環境を守る大切さを学んでもらおうと、山形県のスキー場で、スキージャンプ女子の高梨沙羅選手も参加して、子どもたちがゴミを拾うイベントが開かれました。

山形市にある蔵王温泉スキー場は、ジャンプ台が設けられた競技でも利用できるスキー場で、雪がないシーズンには登山などでも利用されています。

1日は自然環境と景観を守る大切さを学んでもらおうと、競技でたびたび訪れているスキージャンプ女子の高梨沙羅選手も参加して、地元の小学生や保護者などが一斉にゴミ拾いをしました。

参加した人たちは、グループに分かれてスキー場や近くの温泉街を回り、高梨選手のグループは、ジャンプ台の近くにあるクロスカントリーのコースに向かいました。

蔵王の自然の豊かさも学んでもらおうと山岳ガイドも同行し、子どもたちは花の名前や昆虫の種類などを学びながら、落ちている空き缶やティッシュペーパーなどを拾っていきました。

スキーが好きだという山形市の9歳の男の子は「タイルを拾いました。きれいな蔵王を守るために、これからも山に登ったらゴミを持ち帰りたいと思います」と話していました。

また、高梨選手は「ゴミ拾いなどを通じて、スポーツ選手が情熱をささげる場所を守っていくことが、自分の使命だと思っています。こうした活動を続けながら、競技では、応援してくれる人に元気を与えられたいです」と話していました。