歴史・文化資料を一括管理 酒田市文化資料館光丘文庫オープン

別々の施設で保管されていた歴史や文化の資料を一括で管理しようと、酒田市内の資料館などが統合され、新たな施設が今月オープンしました。

今月18日、酒田市総合文化センターの1階にオープンしたのは「酒田市文化資料館光丘文庫」で、歴史や文化の資料を保管していた「酒田市立資料館」や「酒田市立光丘文庫」などが統合されてできた新たな施設です。

広さおよそ1300平方メートルのスペースには、常設展示室や企画展示室、閲覧室などがあります。

このうち、常設展示室には、江戸時代から明治時代にかけて日本海側の物流を支えた北前船の模型や、昭和51年に起きた「酒田大火」の写真などが展示されています。

また企画展示室は、年に数回、展示の入れ替えを行う予定で、ことし7月21日までは、江戸時代のにぎわいの様子や、港の風景などを伝える企画展が開かれています。

市によりますと、これまで別々の施設で保管されていた歴史や文化の資料を一括で管理することで、市民の利便性の向上などにつながるということです。

酒田市文化政策課の川島崇史文化財主幹は「酒田市の歴史や文化を感じてもらうとともに、勉強の場としても活用してほしい」と話していました。

「酒田市文化資料館光丘文庫」は月曜日が休館日で、午前9時から午後4時半まで、入館料無料で利用することができます。