豪雨で大きな被害受けた田んぼで2年ぶりに田植え 飯豊町

飯豊町では、おととし8月の豪雨で、田んぼに土砂が流れ込むなど大きな被害を受けました。
去年の秋に復旧を終えた田んぼでは、2年ぶりの田植えが行われています。

飯豊町では、おととし8月の豪雨で、稲を育てている田んぼの半数ほどにあたる621ヘクタールで土砂が流れ込んだり、用水路が壊れたりする被害が出て、このうち97%が去年までに復旧作業を終えたということです。

被害が大きかった小白川地区のコメ農家、佐原一治さんは、豪雨で河川が氾濫し、作付けをしていたおよそ3分の1にあたる2.5ヘクタールの田んぼが被害を受けました。

佐原さんの田んぼは去年の秋に復旧を終え、24日は機械を使って「雪若丸」の苗を2年ぶりに植えていました。

佐原さんは「復旧作業が終わったと言っても、石が残っていたり、平らではなかったりと耕すのが大変だった。生育にばらつきが出ないかなど不安はあるが、災害がなく順調に育ってほしい」と話していました。