鶴岡市の神社で無病息災など願い「例大祭」
山形県鶴岡市の神社で、地元の人たちが無病息災などを願って獅子舞やみこしとともにまちを練り歩く「例大祭」が開かれました。
鶴岡市加茂地区にある春日神社では、毎年5月18日に江戸時代から伝わる「例大祭」が行われていて、ことしは地元の人たちおよそ50人が参加しました。
祭りが始まると、無病息災や家内安全を願って、みこしを担ぎながら地区内の1軒1軒を練り歩き、沿道に訪れた地元の人たちは神社へのお供え物を手渡していました。
また、獅子舞も登場し、「獅子にかまれると元気に育つ」とされることから、子どもなどを見つけると近づいて大きく口を開けていました。
そして、最後に、神社の社殿にみこしを納めるため、100段の石段を一気にあがる「宮上がり」が行われ、地元の人たちは勢いよく駆け上がっていました。
みこしをかついだ地元の40代の男性は「これまでに20回以上担いできた。加茂地区も若者が減少しているため、からだの続く限り頑張りたい」と話していました。
また、20代の男性は「しっかり神社まで上がるということを意識して『宮上がり』に取り組んでいる。加茂地区にとって特別な祭りなので、これからも守って、より活性化させていきたい」と話していました。