高畠町でも山林火災 ヘリコプターなどによる消火活動続く

山形県南陽市の山林火災が続く中、隣接する高畠町でも4日から山林火災が起きていて、ヘリコプターなどによる消火活動が続いています。

山形県高畠町によりますと、4日午後1時ごろ、「高畠町安久津の山の上から白い煙が上がっている」と消防に通報がありました。

消火作業が行われましたが、火を消し止めることはできず、消防によりますと、5日午後2時ごろには、同じ山林の別の地点からも煙が上がっているのが確認されました。

6日昼の時点でも数か所から煙が上がっていて、現場ではヘリコプター2機と消防車4台が出て上空と地上の双方から消火作業を行っています。

町や消防によりますと、今のところ建物への被害はなく、けがをした人もいないということですが、焼損面積などは確認できていないということです。

この現場付近では、先月28日にも山林火災が発生し、42ヘクタールが焼け、3日後の1日に消防が鎮火を宣言していました。

南陽市の火災現場からは直線距離で7キロあまり離れています。

高畠町総務課は「空気が乾燥しているため、多くの地点で山林火災が発生している。引き続き火の取り扱いには十分に注意してほしい」と話しています。