つつが虫病 県内でことし初めて確認 農作業などでは注意を

ダニの一種、ツツガムシに刺されて感染する「つつが虫病」の患者が、ことし初めて県内で確認されました。
5月から6月にかけて「つつが虫病」の患者が増えることから、県は、山や畑などで作業する際は、素肌をできるだけ露出しない服装にするなど注意を呼びかけています。

「つつが虫病」は、山や畑などに生息するダニの一種・ツツガムシに刺されることで感染し、発熱や発疹などが出て、症状が悪化すると死亡することもあります。

県によりますと、先月25日、西村山地域に住む80代の男性が発熱や発疹などの症状を訴えて医療機関を受診し、検査の結果、1日、「つつが虫病」と診断されました。

県内で「つつが虫病」の患者が確認されたのはことしに入って初めてです。

男性は発病する前に自宅近くの畑で農作業をしていたということで、その際、ツツガムシに右腕を刺されたとみられていて、現在、入院して、治療を受けているということです。

5月から6月にかけて「つつが虫病」の患者が増えることから、県は、山や畑などで作業する際は、長袖、長ズボンを着用して肌の露出を避けることや、帰宅後は早めに入浴し体を念入りに洗うよう呼びかけています。