「つや姫」「はえぬき」苗の生育状況を確認 県“生育は順調”

田植えのシーズンを前に、県と農協の担当者が山形市で「つや姫」と「はえぬき」の苗の生育状況を確認し、県によりますと生育は順調だということです。

県や農協は、田植えのシーズンを控えた毎年この時期に、農家に販売するために農協が育てている苗の生育状況を確認しています。

26日は、農協が管理する、山形市の育苗ハウスを県と農協の担当者が訪れ、1週間から10日前に種がまかれた「つや姫」と「はえぬき」の苗を確認しました。

はじめに、県農林水産部の中野憲司技術戦略監が「去年は高温で県産米の1等米比率が45%を切り非常に低かった。ことしは暑さと戦う気持ちで頑張りたい」とあいさつしました。

このあと、ハウスの中に移動し、担当者は苗が長さを専用の定規を使って確かめたほか、苗を手で触ってハリがあるかなどを確認していました。

この結果、苗の長さは7センチ程度でハウスの中の温度が今の時期としては適切な25度前後に保たれていて生育は順調だということです。

山形農業協同組合営農米穀課の古内拓己係長は「順調な苗の姿に育っているという結果だったので、今後もしっかり管理を徹底し、いい苗をお届けできるように努めたい」と話していました。