鶴岡市の「孟宗汁」ふるまい 能登への義援金集める催し 山形

能登半島地震の被災地を支援しようと、鶴岡市特産のたけのこを使った「孟宗汁」をふるまいながら、義援金を集めるイベントが山形市で25日、開かれました。

このイベントは、鶴岡市特産のたけのこ、「湯田川孟宗」をふんだんに使った「孟宗汁」をふるまって、能登半島地震の被災地を支援するための義援金を集めようと、湯田川温泉観光協会が開きました。

山形市の霞城セントラルに設けられた会場には、湯田川孟宗を庄内産のしいたけなどとともにみそで煮込んだ「孟宗汁」、500食が用意されました。

訪れた人たちは、1食200円以上を寄付したあと孟宗汁を受け取り、庄内地方の春ならではの味覚を堪能していました。

観光協会によりますと、義援金13万円余りが集まったということで、日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地に送ることにしています。

仙台市出身で東根市から訪れた女性は「歯ごたえがしっかりしていておいしかった。東日本大震災で被災したので義援金を能登半島地震の被災地の支援につなげてほしい」と話していました。

湯田川温泉観光協会の太田百合副会長は「復興には時間がかかるかもしれないが、被災地の人たちが元気になることを願いながら応援を続けたい」と話していました。